よくあるご質問
X線検査について
Q:歯のX線撮影で浴びるX線の量は
デンタル写真(歯を部分的に撮影する小さな写真)
1枚あたり全身が受ける量 0.029mSv
(ミリシーベルト)
生殖腺が受ける量 0.00003mSv
パノラマ写真(顎全体を撮影する大きな写真)
1枚あたり全身が受ける量 0.043mSv
生殖腺が受ける量 0.00008mS
ー参考ー
胸部撮影1枚あたり 0.065mSv
頭部CT検査1回あたり 0.5mSv
人が太陽、大気、食物等から浴びる自然放射線量 年間約2.4mSv
上記の値は、装置、撮影法、部位によって多少異なります。
新聞、テレビ等で報じられている原発事故の被曝線量は、全身に均等に
「1時間」被曝した場合です。
デンタル写真1枚の撮影時間は、平均0.3秒程度です。
なお、当院では、さらに線量が少なく撮影できるデジタルX線を使用しています。
Q:妊娠中のX線撮影は大丈夫?
歯のX線撮影では前述したように、生殖腺が受けるX線量はデンタル写真1枚で
0.00003mSvと、ほぼ無視できる値ですので心配ありません。
当院では妊娠中もしくは妊娠の可能性がある患者様には、治療上どうしても必要な
場合のみ撮影しています。また、妊娠中に限らず撮影時は必ず鉛の入ったX線防護
エプロンを着用していただいています。
お子様に関して
Q:歯が生えるのが他の子より遅いのですが。
乳歯でも永久歯でも、生え方には個人差があります。平均的な生える時期より
も1年程度遅れることもあります。周りのお子さんより遅くても心配することは
ありません。ただし、何らかの原因で生えにくくなっている場合や、もともと
歯が無いこともあります。
X線撮影で歯の位置や数はわかりますので、ご心配でしたらご相談下さい
Q:すきっ歯ですが大丈夫?
乳歯のすきっ歯は、あとで幅の広い永久歯に生える時にスペースがあるので
生え変わりがスムーズになりますので、すいている方がいい場合が多いのです。
ただし、上唇小帯という前歯の真ん中にある歯ぐきのスジが長い場合に歯が
開いてしまうことがあります。永久歯になってからも、このスジが原因で歯が
開いている場合は、スジを切って位置をずらす簡単な手術が必要です。